2024年から始まった「新NISA」。
非課税で資産形成できる制度として大きな注目を集めていますが、「非課税だから安心」ではありません。
実は、制度の魅力を活かしきれず、損をしてしまう人も一定数いるのが現実。
本記事では、**「新NISAでやってはいけない5つのNG行動」**を徹底解説します。
知らずにやっていると、せっかくの非課税メリットも台無しに…。
目次
✅ 1. 短期で売買を繰り返す【NG行動①】
📉 非課税=デイトレ向きではない!
新NISAは、長期的に資産形成することを目的とした制度です。
短期的な売買を繰り返してしまうと…
- 手数料がかさむ
- タイミングを外して損をする
- 非課税枠を無駄に使ってしまう
さらに、売却した枠は再利用不可なので、リセットが効きません。
✅ 正しい行動
- 数年〜10年以上のスパンで運用する商品を選ぶ
- 一時的な下落でも焦らず「ホールド」
✅ 2. 全額を1銘柄に集中投資【NG行動②】
🧨 ハイリスクな「一点買い」はNG!
人気の高配当株や話題の成長株に全額を突っ込むのは非常に危険。
たとえNISAで非課税でも、元本が半分以下になる可能性もあります。
✅ 正しい行動
- **インデックス投資信託(オルカン、S&P500)**などで分散
- 複数のセクター・地域に資金を割り振る
✅ 3. 生活費を削って投資する【NG行動③】
😱 無理な金額設定は継続できない
FIREや配当生活を夢見て、収入以上に投資してしまうと、
生活が圧迫されて精神的に不安定に。
特に相場が下落した時に「解約せざるを得ない」状態になると本末転倒です。
✅ 正しい行動
- 毎月の固定支出・貯金のあとに「無理のない範囲」で積立額を決める
- 目安は**手取り収入の5〜10%**からスタート
✅ 4. 投資商品をよく調べずに選ぶ【NG行動④】
📦 名前だけで選んでない?
「S&P500って強そう」「高配当だから安心」といったイメージだけで商品を買うのは危険です。
たとえば…
- 高配当ETF → 配当は多いけど値動きが大きい
- アクティブファンド → 手数料が高くてリターンが微妙
✅ 正しい行動
- 信託報酬(手数料)や運用方針を確認
- 自分の目的(成長重視?配当重視?)と合致しているかチェック
✅ 5. 毎年の非課税枠を使い切らない【NG行動⑤】
🕳 非課税枠は「その年しか使えない」
新NISAの年間投資枠(360万円)は翌年に繰り越しできません。
せっかくの非課税枠を使い切らないと、将来的に得られる運用益が大きく目減りしてしまいます。
✅ 正しい行動
- たとえ月1万円でもコツコツ積立を始める
- ボーナスなどを使って成長投資枠を活用してみる
✅ まとめ|新NISAで損しないために
🚫やってはいけない5つのNG行動
番号 | NG行動 |
---|---|
① | 短期で売買を繰り返す |
② | 全額を1銘柄に集中投資する |
③ | 無理な金額で投資し生活費を圧迫する |
④ | 商品の中身をよく調べずに購入する |
⑤ | 非課税枠を毎年使い切らない |
✅ 新NISAを正しく使うコツ
- 長期目線で積立投資を行う
- 分散投資を意識する(ファンドやETFを活用)
- 無理なく続けられる金額でスタートする
- 商品内容を理解してから購入する
- 毎年の非課税枠を最大限活用する
✅ よくある質問(Q&A)
Q. 途中で売却してもいい?
→ 可能です。ただし、その分の枠は再利用できないため慎重に。
Q. 初心者におすすめの投資商品は?
→ つみたて投資枠対象の「オルカン」「S&P500インデックスファンド」がおすすめです。
Q. 高配当株だけに集中しても大丈夫?
→ リスクが高くなるので、分散させましょう。配当重視ならETF(VYM、HDVなど)を活用。
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