目次
はじめに
X(旧Twitter)やYouTubeなど、SNSの投資界隈にはときおり現れる存在がいます。
- 「資産は数千万円ある」
- 「もうお金の不安はない」
- 「だから今度は“影響力”がほしい」
そんな人たちがSNSでの発信に乗り出すのですが──
気がつけば、
「自分より若い投資初心者に説教」
「人気インフルエンサーへの難癖」
「“本当の投資とは…”語りがち」
という方向に進んでしまう。
本記事では、そんな“株クラおじさん現象”について、
- なぜ資産があるのにSNSで迷走するのか?
- どこで方向性を誤ってしまうのか?
- 若い世代が気をつけるべき距離感とは?
を深掘りしていきます。
資産数千万円──それでも“満たされない欲”がある
✅ 経済的不安は解消されたけど…
- 会社を辞められるほどではないが、生活には十分
- 投資もほぼ自動化され、やることがない
- 日々の達成感や刺激が減っていく
→ そんなとき、「SNSでの発信=新たな自己実現」として登場します。
✅ 発信スタート→迷走コースのよくあるパターン
- SNS開始:「自分の経験を誰かの役に立てたい」
- 誰にも見られない:「思ったより反応ないな…」
- 若手に嫉妬:「なんでこの人がチヤホヤされてるの?」
- 説教・批判に走る:「それは間違ってる!俺の方が正しい!」
- 孤立 or ブロック祭り:「誰も聞いてくれない…」
なぜ“説教モード”に入ってしまうのか?
🔻 自分は苦労してきたのに、若い世代が簡単に注目されているように見える
→「昔はもっと大変だった」「最近の若者は簡単に儲けすぎ」
という思考から、「自分が見てきた現実を知らしめたい」という正義感が発動。
🔻 SNSでは「資産額」より「キャラ・発信力」が重視される
- 「1億円持ってます」よりも、「面白い・役に立つ発信」がバズる時代
- そのルールを理解できないと「俺の方が凄いのに…」となりがち
🔻 投資は“静的”な作業だが、SNSは“動的”な場
- 投資で成功する人は忍耐と黙々とした作業が得意
- しかしSNSで評価されるのは「言語化・自己表現・エンタメ性」
この性質の違いを認識しないまま、同じノリで来ると“ズレ”が生まれやすい。
じゃあ、どうすればSNSでも“痛くならない”のか?
✅ 成功体験を「語る」より「役立てる」意識で
- 「昔はこうだった」と語るのではなく、
- 「今の若者に役立つ考え方」を翻訳して届ける
✅ 若手を“育てる”のではなく、“見守る”姿勢
- 上から目線は一瞬で嫌われます
- フォローや引用RTなどで裏方に徹することも承認欲求の満たし方
資産形成と承認欲求は“別物”である
資産1億円あっても、
バズるわけではない。
尊敬されるわけでもない。
SNSは資産額でヒエラルキーが決まる世界ではなく、
「誰かの役に立ったか」「面白かったか」で評価される別世界です。
そこを理解しないと、
「お金はあるのに、誰にも届かない…」という孤独に突入してしまう。
若い発信者が気をつけるべきこと
- 嫌味・説教リプはスルーでOK(エネルギー無駄にしない)
- 記事・実績の見せ方は「上から目線」と思われないよう注意
- 有益でも攻撃的な“株クラおじさん”はブロック or ミュート
まとめ
- 資産があるのにSNSで迷走する“株クラおじさん”は意外と多い
- 承認欲求と自己実現が満たされず、説教・批判に走りがち
- SNSと投資は「評価のされ方」が全く違う世界
- SNSで成功したいなら「誰かの役に立つ」姿勢が必須
- 若い発信者は気にせず、自分の道を淡々と歩めばOK!
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