目次
はじめに
SNSでよく見る投資界隈、いわゆる“株クラ”。
彼らの発言、よーく観察してみると相場が上がってるときと下がってるときで言ってることが真逆だったりします。
✅ 上昇相場での発言
- 「現金比率は10%以下ですww」
- 「貯金ゼロで全部投資に突っ込んでますww」
- 「給料はすぐ投資に回しますねw」
→ 「俺、全部突っ込んでるぜ!」アピールがバズる時期
✅ 暴落相場での発言
- 「現金比率上げといてよかったww」
- 「現金比率は50%以上です!」
- 「そろそろ現金を投資に回しますか!w」
→ 「キャッシュポジ高めてた俺、賢い」ムーブが流行る
この二面性、笑えるけど、実は投資初心者にとっては危険信号でもあります。
本記事ではこの現象を深掘りしつつ、
- 株クラ民の発言の背景
- 本当に参考にすべき考え方
- リスクを取るべきタイミングの見極め方
などを解説していきます。
なぜ株クラ民は相場に合わせて“手のひら返し”するのか?
理由は単純で、ウケる投稿が変わるからです。
上昇相場ではリスクを取って成功した人の話が伸び、
暴落相場では守りの姿勢を取っていた人が“賢者”扱いされます。
つまり、株クラ民はこう思ってます。
「今、一番バズるポジションはどこか?」
それを読んで投稿してるだけなのです。
真に参考にすべきは「一貫性のある投資家」
一方で、相場の上下にかかわらず投資戦略を淡々と続けている人たちもいます。
たとえば:
- 毎月同じ金額をインデックス投資に積立
- 暴落でも狼狽せず、粛々と買い増す
- SNSでのマウントや煽りに反応しない
こういう人たちは短期的には目立たないかもしれませんが、
10年、20年と積み重ねると圧倒的なリターンを得ていることが多いです。
株クラマウントに振り回されないために
✅ SNSは「ショー」と割り切ろう
SNSは事実より演出が重視される場です。
真面目な資産形成の場ではなく、エンタメ的に見たほうがメンタルも守れます。
✅ 自分のライフプランとリスク許容度に基づこう
「給料全部投資」と言われても、
あなたの生活費・家族構成・ローン状況などはその人とは違います。
自分の土台がしっかりしてこそ、リスクもとれる。
✅ 積立投資と現金比率のバランスを決めておこう
- 現金比率=暴落時の心の安定剤
- 積立投資=上昇相場の恩恵を最大限に受ける手段
両方を組み合わせて「暴落でも慌てない仕組み」を作っておくのが理想です。
「今は株を買う時か?」よりも、「いつも買う仕組みを作るか」
この問いこそ、“株クラ”のノイズに惑わされない最大のヒントです。
「現金比率10%ですww」
「暴落で買い増しですww」
——これに乗っかって動くのではなく、
ブレない投資の仕組みをつくることが大切なのです。
まとめ
- 株クラ民は相場に合わせて発言を変えている
- 一貫性のある投資家こそが長期的にリターンを得ている
- SNSに振り回されず、自分の戦略を持つことが重要
- 現金と投資のバランスは「自分の心の安定」のためのもの
- 積立×現金比率のルール化がおすすめ
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