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はじめに:「投資してないけど投資家のつもり」の人、いませんか?
上司「投資してる?」
私「いや、してないです。」
上司「最近株価が暴落して…」
私「暴落じゃないですね。リーマンショック経験してますから」
上司「……投資してる?」
私「してないです。」
このX(旧Twitter)の投稿がバズったのも当然。
“投資してないのに、経験者目線で語ってくる人”って、どこにでもいますよね。
こういう人、どこにでもいる「投資ごっこおじさん」って何者?
✅ 特徴
- 実際には一度も投資していない
- でも株価の動きは日々チェックしている
- Twitterやニュースで“リーマンショック”や“ITバブル崩壊”を見て学んだ気になっている
- なぜか「投資家の気持ち」になっている
✅ セリフ例
- 「こんなの暴落じゃない」
- 「本当の地獄ってのはな…」
- 「今の若いやつらはリスク耐性がない」
- 「俺は昔からNASDAQを追ってる」
なぜ投資してないのに語りたがるのか?
🔻 ① 「知識」と「経験」を混同している
→ 本やニュース、SNSの受け売りで**“自分も経験した”と錯覚**。
🔻 ② 投資をしていない罪悪感を“知識”で補完したい
→ 「やってないけど理解はしてるんだよ」とアピールすることで、置いて行かれた感を埋めようとしている。
🔻 ③ マウントを取りたい(でもリスクは取りたくない)
→ 投資家にはなりたい。でもお金は減らしたくない。
→ 結果:「知識だけマウント」のポジションを確保
投資の本質は「やってみないとわからない」
たとえば……
状況 | 体感 |
---|---|
評価額が-5% | 「まあまあ」 |
評価額が-20% | 「胃が痛い」 |
投資額が100万円超えたあたり | 「1%の変動が生活に響く」 |
市場暴落中にSNS開いたとき | 「仲間が次々消えてく…」 |
**知識では得られない「実感」**こそが、投資経験の本質です。
じゃあ、どうすれば“エア投資家”から卒業できるのか?
✅ 小額からでも「本当にやってみる」
- 例:月1,000円でもオルカンに積立
- それだけで「自分の資産が変動する」という感覚が得られる
✅ 投資で語る前に「行動」が先
- 投資を語る資格は、お金を入れてから発生する
- SNSで語るなら「ポジション=覚悟」が見える方が信用される
【番外編】SNSの“してないけど語る人”あるある集
- 「暴落はチャンス」と言うだけで実際には買わない
- 「暴落でも売らないメンタルが大事」と言いながらポジションゼロ
- 「資本主義の限界」とか急に語り出す
- 投資家よりも評論家のほうが得意そう
まとめ:「やってないのに語る」では、投資は学べない
- 知識は大切。でもそれだけでは“投資”とは言えない
- 投資の本質は「感情」と「行動」にある
- リーマンショックを“想像”するのと、“味わう”のはまったく別次元
- 小額でも実際に始めることで、“評論家”から“実践者”になれる
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